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対策を知ることが大事

掲示板上で誹謗中傷を受けたら?

ここでは事例を挙げながら掲示板で被害に合った場合の対処方法について考えていきます。

掲示板上で誹謗中傷の事例

◆インターネットの掲示板に地方自治体の首長の身体的特徴や選挙運動に関するうわさなどを書き込み、不特定多数の者に閲覧させ首長の名誉を毀損した。

◆自己が開設するホームページ上に弁護士に対する誹謗中傷の文章を書き込みをし、名誉毀損の罪に問われた。

◆インターネット上の掲示板に特定の人物の実名、職業を掲載し、その人物を誹謗中傷する書き込みをし、名誉毀損の罪に問われた。

インターネット上にある掲示板サイトで誹謗中傷を受けた場合、まず最初に行うことは、証拠を保全することです。

証拠を保全する

証拠保全のため以下のことを印刷しておくことをおすすめします。

  • 対象となる掲示板サイトの名前、URL
  • 誹謗中傷されている掲示板の掲示板名や内容
  • 誹謗中傷されている掲示板の誹謗中傷に当たると考える書き込みの書き込み番号やURL及び書き込みの内容
  • 掲示板管理者との削除要請、情報開示要請に関するやり取り
  • いきさつや、対応等を明らかにできる記録

できれば、画像でも保管しておくのがオススメです。

この際、特に書き込みの内容については、誹謗中傷に当たると考える掲示板の書き込みの個所をできるだけ特定するようにしましょう。

次に民事的な対応(書き込みの削除)となります。

書き込みの削除

掲示板の書き込みを削除したいと考えているのであれば、掲示板管理者に対して、いわゆるプロバイダ責任法と呼ばれている法律によって、違法情報削除の申出を行う方法があります。

簡単に記せば、掲示板管理者は、当該掲示板の書き込み内容が

  • 他人の権利が侵害されていると信じるに足りる相当な理由があったとき
  • 権利を侵害されたとする者から違法情報の削除の申出があったことを発信者に連絡し7日以内に反論がない場合

については、発信者に対する責任を負うことなく削除が可能です。

また、掲示板管理者に対し、申出を行ったにもかかわらず削除しなかった場合については、

  • 他人の権利が侵害されていることを知っていたとき
  • 違法情報の存在を知っており、他人の権利が侵害されていることができたと認めるに足りる相当な理由があるとき

については、権利の侵害を受けたものに対する責任があるとされておりますので、以後、訴訟等を通じて、掲示板の書き込みを削除してもらう方法があります。

掲示板の「利用規約」や「ヘルプ」などで削除依頼の方法を確認し、掲示板の中にある「問い合わせ」や「削除依頼」などから、掲示板の管理者又は運営会社に削除依頼を行いましょう。

損害賠償の請求

掲示板の書き込みをしたものを特定し、損害賠償請求を行いたいと考えているのであれば、掲示板管理者に対して、「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」によって、開示の請求を行い、相手の個人情報を特定した上で、損害賠償請求の訴訟を行う方法があります。

名誉毀損罪とは「公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金」

ホームページの伝言板や掲示板に、他人の名前を使って「恋人募集中」という内容を掲示したり、性的な中傷を行うなど、他人の名誉を傷つけた場合名誉毀損罪、侮辱罪に問われることもあります。

警察署に相談する

実名を挙げての社会的信用を失墜させるような書き込みについては、名誉毀損に当たる可能性があります。被害にあわれた方が名誉毀損等で相手に対し刑事告訴等を検討中であれば、証拠を保全するところで印刷または保管画像の資料をもって、お近くの警察署又はサイバー犯罪対策係に出向くのがいいでしょう。警察署に行かれる際は、事前に電話で担当者と日時の調整をしておくほうがスムーズに進行します。


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